先日の芥川賞は、田中慎弥さんの受賞会見によって話題性抜群のものとなった。
同時受賞した円城塔さんの作品も初見では、わからりにくいという難解さが審査員をも悩ませ、「新しいタイプの作品」と評されるなどこちらも実力派。
田中さんが受賞会見時にあのような態度になった原因の石原都知事は、次回から選考員辞退をするなどこちらも最後までお騒がせ。史上稀に見るにぎやかさだったのではないだろうか。良い意味でも、悪い意味でも。
さて、芥川賞を受賞した田中さんと円城さんだが、有名税にしてはあまりにも不可解なことがあったようだ。
出版社「文芸春秋」に届いたのは、芥川賞受賞者2名宛ての郵便物。届いたのは24日だった。
不審だったので、同社がX線検査をしたところ、手のひら大のボトルが入っていた。警察が調べたところ、プラスチック製のボトルに黒い粉が入っていたそうだ。
封筒の裏には個人名と住所がご丁寧に書いてあったが、実在する人物かどうかはまだ調査中とのことだ。
先ほどニュースを見ていると、やはりこの話題も報道されていた。名前や住所の他にも、「爆発物入り」という意味合いの表記もされていたそうだ。
本当に爆発物だったかどうかはわからないが、もしも本物だったとしたら大変なことになっていただろう。
送り主がどういう意図で送ったのかはうかがい知れないが、芥川賞に対して何かしら思うところがあったのか、それともただの愉快犯なのか。後者だとしたらたちの悪いジョークだ。
いずれにせよ、何事もなくてよかったのは何より。早いところ犯人を突き止めてほしいと思う。
今回の芥川賞は一般層にも物議を呼んだ。昨今の出版不況により、本が売れない時代。才能発掘や少しでもハクをつけて購買につなげるために設立された賞。
最後まで話題性充分だった。